老齢年金

老齢年金とは老後の、あるいは退職後の所得や収入の減少を補う年金のことを一般的に言ったものです。

国民年金における老齢年金は「老齢基礎年金」、厚生年金保険のそれは「老齢厚生年金」と呼んでいます。さらに、国民年金には、受け取る年金額の上乗せ的な役割を果たす「付加年金」という加算年金があります。これは老齢基礎年金と同時に支給されます。

ここでは、老齢基礎年金と老齢厚生年金の共通点と相違点を解説します。

老齢基礎年金と老齢厚生年金の共通点

「老齢」という文字が表すとおり、ある年齢に達すると受給できる年金です。原則として、老齢基礎年金、老齢厚生年金とも65歳が支給開始年齢です。

老齢厚生年金は老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていなければ支給されません。つまり、老齢厚生年金が支給されるということは、同時に老齢基礎年金も支給されることになります。

老齢基礎年金、老齢厚生年金ともに、支給の繰上げ、繰下げの制度があります。一定の要件を満たせば60歳から受給でき、また受給を65歳以降にすることができます。繰り上げしたときは、その期間に応じて年金額が減額され、繰り下げしたときは増額されます。

老齢基礎年金と老齢厚生年金の相違点

老齢基礎年金の受給額には上限がありますが、老齢厚生年金にはありません。老齢厚生年金は報酬比例制ですから、給料の額に応じた年金額が受け取れる仕組みです。

老齢厚生年金は、一定条件の妻や子がある場合、加給年金額が加算されますが、老齢基礎年金にはその制度はありません。

老齢基礎年金を受給している人が、仕事に就いて給料を貰っても減額されることはありませんが、老齢厚生年金では年金額および給与額を一定の基準に照らして年金額を減額する制度があります。

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