厚生年金基金制度廃止へ

厚生労働省は9月27日、AIJ投資顧問の年金消失問題を受けて厚生年金基金制度を将来的に廃止する方針を固めました。

厚生年金基金は企業年金の一種で、老齢基礎年金、老齢厚生年金の上に位置するいわば3階部分に相当します。企業年金は厚生年金基金だけではないので、確定拠出年金などへの移管を進めるようですが、積立金不足は1兆円を超えると予測され、長期にわたる移管作業となるようです。

厚生年金基金の廃止を受けて企業年金のあり方や企業年金そのものの存続も検討されるかもしれません。そうなると老後の心配は自分で資産を増やすしかないわけで、個人投資や個人年金への要求が高まるかもしれません。

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